独立するフリーエンジニアにまず求められるのは、エンジニアとしての最低限の技術力です。
原則としてフリーエンジニアは、依頼された仕事をひとりで完成させる必要があります。もし作業の中にわからない部分があっても、会社の上司や先輩のように、教えてくれる人がいません。そのため、誰にも頼ることなく、1から10までの作業を全て自分で行える技術がなければなりません。
その技術力の目安となるのは実務経験で、会社に所属しながら3年以上の経験は積んでいた方が良いでしょう。もちろん、成長力が高く、早い段階でエンジニアとして独り立ちできるスキルを身に付ければ、3年以内にフリーエンジニアになっても問題はありません。
フリーエンジニアには、エンジニアとして自身を成長させ続けるスキルも欠かせません。
IT業界は移り変わりが激しく、新しい技術を次々と身に付けなければ、すぐに使い物にならなくなってしまいます。そのため、最新の情報を積極的に取り入れたり、セミナーなどに参加して技術を磨いたりできるやる気が必要です。
また、コミュニケーションスキルも、フリーエンジニアにとってはほぼ必須です。
独立したらクライアント企業と直接やり取りをすることも多く、報酬の交渉も自ら行わなければなりません。さらに、仕事を得るためには、積極的に自分を売り込んでいく必要があります。エンジニアとして、与えられた仕事をこなしていけば良いというわけではないのです。知らない相手でも物怖じせず、必要なやり取りができるメンタルや、トーク力が欠かせません。